カテゴリ:ふたり sideB( 21 )
はるやすみ
雪が溶けてゆるゆると、温まっていく気配の中で
ひどく不安定な空白を抱えて
希望とか不安とか、そんなわかりやすい感情はなくて
揺れている、ただそれだけが、たしかな感触で自分を支える
目を上げて、その先に、見えていた背中の残像は強くて
いつまでも、いつまでも、消えないような気がしていたのに

手を伸ばせば、届いたはずの日々の中で、僕は欲しいものなど何もなかったけれど
君がいる、ただそれだけの、毎日の価値を知らなかった
教室の空気を揺らす君の声を、いつもきっちりと聞き分けていたけど
失う意味は考えないようにしていたんだ
揺れている。ただそれだけが
僕の感覚を支配する
自分がひどく軽い
目が回りそうだけど
止まってしまえば崩れてしまう
揺れている
時間は巡り
新しい日々が始まっても
きっと探して揺れている

雪もとけて、空が霞んで
君が遠ざかる春休み
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by ichimen_aozora | 2006-03-31 00:51 | ふたり sideB
約束
 こんなに好きになって、別れるときが怖いな、と君が言うので、別れることなんて考えるの?と聞いたら、困ったように笑った。
 どうしてそんなことを思うのだろう、僕たちは今、こんなに幸せなのに。
 何が不安だろう、と思ったけれど、それはただ、可能性の問題なんだった。
 僕たちはとても幸せで、きっと明日も明後日も幸せだと思うけれどそれは絶対ではなくて、永遠と、0にはならない可能性をはらんで生きていく。
 無用な心配だと笑い飛ばしてみても深くひっそりと根付く様々な要因が突然僕たちの平穏を壊しても、それはまったく予想外だったとは言えないんだ。
 でも君が怖いというのなら僕は。
 君を守るしかないんだから。
 君がいらないと言っても僕は。
 僕には君しかいないんだから。

 今は何が怖い?と聞いたら、君は首を傾げた。
 僕がいなくなりそうで怖い?それとも、自分が信じられなくて怖い?
 君は痛々しい目をしたままで、嫌われそうで怖いといった。

    こんなに好きになったら、嫌われちゃいそうで怖いよ
    どうして?
    だって余裕がないもの
    余裕?
    優しくする余裕も、冷静にしてる余裕もないよ

 痛々しく揺れる君の目が、僕は得がたい希望のような気がして手を伸ばす。

    別にいいよ。優しくしなくても。我が侭でも。泣いても怒っても
    でもあなたはとても優しいのに。私は全然優しくないもの

 別にいい。構わない。
 僕は手を伸ばし、指先が君の髪に触れ、頬に触れる。君が僕の手にそっと左手を重ねて、柔らかい頬に押し付ける。
 まだ冷たい空気に冷えきった君の頬は、懐かしいような感触がして、僕は君が引き寄せてくれるのを待っている。
 今すぐにでも。本当は強く抱きしめたいけれど。
 僕は、君が僕の事を、引き寄せてくれるのを待っている。

    冷たいね
    うん。あなたの手はいつもあったかい
    寒い?
    うん。ねぇ
    ん?
    そばに来て

 僕たちは今こんなに幸せなのに、君の目はいつも揺れている。
 僕たちはこんなに穏やかなのに、君はいつも凍えている。

    さみしい?
    うん。だからここにいて

 ずっとそばにいる、という言葉を僕は言わない。
 君が永遠を信じないことを知っているから、気休めは言わない。
 ただ、今、望まれるのなら。
 君が望むように。
 僕は、孤独な君をひとりにしない。
 絶対に。
 そう。絶対だ、これは。
 僕は君を、ひとりにしない。
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by ichimen_aozora | 2005-05-04 03:30 | ふたり sideB
行方
 ずっと遠くで、君の名を呼ぶ声がする。
 目を上げても、君の姿は見えないけれど。
 僕たちが見失った何かを、君はもう一度見つけただろうか。
 ずっと遠くで、微かに。
 でも確かに呼ばれる君の名を。
 僕はひっそりと聞いていた。
 僕がなくした物を手に入れた誰かを。
 見も知らぬ誰かを。
 想像も出来ないままで。
 泣ければいいのにと思って目を閉じた。
 辛くても、涙は出ない。
 切なくても、手は伸ばせない。
 小さく震えていても、もう君は来てくれなくて。
 僕たちが見失ったささやかな未来を。
 君は誰と。
 行くのだろう。
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by ichimen_aozora | 2005-03-26 06:06 | ふたり sideB
果てしなく
 君がくれたチョコレートは
 甘く柔らかく濃厚だった。
 跡形もなく溶けていく、その向こう側で
 君を探して不安だった。
 甘く幸福な気配の先が
 ひどく曖昧で
 僕は
 理由もなく怖かった。
 今とても幸せなのに
 こころから望んだ君がいるのに
 これ以上が分からないほどそばにいるのに。

 チョコレートは
 甘く柔らかく広がって
 いつの間にか溶けて消えてなくなった。
 今
 僕は余りに完全に満ちているので
 こんな日々が
 いつまでも続くわけがない、と
 どうしようもないまま立ちすくんでしまう。
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by ichimen_aozora | 2005-02-16 01:12 | ふたり sideB
閉じ込めてしまおう
 僕が欲しいのは、過去だ、と思う。
 僕の知らない、君の、過去のきずあと。

 君が今ここにいる、ということを、どうしようもなく確かめたくて強引に引き寄せる。
 別に躊躇う様子も抗う様子もなくそばに来る君のことが、時々、ひどく疎ましい。
 何も抱えていないような穏やかな笑顔を見せる君が苛立たしい。
 それは過去なのだ、と分かっていても確かめたくなる自分は馬鹿らしい。
 そんなに閉じ込めなくても消えない事は分かっているのに、ぎりぎりと締め上げるように強く抱きしめていた。
 僕の腕の中で君が小さく、痛い、と言う。
 聞こえなかったふりで腕を緩めなければ、君はそれ以上何も言わない。
 いま、何を思っているだろう、思い出しているだろうと考えると僕は、少しだけ狂いそうになった。

 君があいしているのは後にも先にも一人だけなのかもしれない。
 僕はそいつの事を知らない。
 でも君のこころを占めているのは知ってる。
 そいつが出てきたらきっと、君は行ってしまうのだろう。

 彼女を責めるのは、きっと、無茶な事なのだろう。
 僕の事だけを見てと要求するのは、がきっぽい独占欲だろう。
 それはただ、もう過ぎ去った時間なのだと言う事。
 僕に会うよりずっと前に、君がそいつに出会ってしまったということ。
 そしてもう、そいつはいなくて彼女は。
 いつも僕の近くにいるのに。
 彼女を責めるのはきっと、歴史に喧嘩を売ってるようなものだろう。
 分かっている。分かっているけど。
 僕は君のきずあとがほしい。

 どこにも行かないと君は言う。
 どこにも行かないでと僕は願う。
 そして。
 君を連れに来る人はもう来ない。
 来ないと分かっているのに。
 ねぇ、息が苦しいよ。とくぐもった声が聞こえる。
 でも僕は緩めない。
 君が僕の胸を押し返しているのが分かる。
 でも僕は逃がさない。
 君がほんの少しでも見えなくなったら、僕はきっと君を上手く信じられない。
 疑ってるわけじゃないのに、もう片時も安心できない。
 だから。
 君を。
 閉じ込めてしまう。
 もう、僕はどこにもいけない。
 それでもいい。
 永遠と哀しいままでも
 構わない。
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by ichimen_aozora | 2005-02-10 23:14 | ふたり sideB
君のため (後編)
「指輪は死んでもいやだって言わなかったか?去年」
「さぁ~どうだったかな」
「去年ペアリングにしようかって言ったら全否定したくせに」
「それはさー、まだ覚悟が足りなかったからね」
「覚悟ねぇ…」
「残るものを貰うのって怖いじゃん」
「で、覚悟できたの?」
「さぁねぇ」
 謳うように言って軽やかに足を早める。
 しょうがないなぁと思いながら、僕はのろのろと着いていく。
 でも、だいぶ先に行ってしまった彼女が早く早くと急かすように振った手には確かに銀色のリングがはまっていて、何だかまんざらでもない気分になる。
 エンゲージリングでもあるまいし、物は物だろうという気がしないでもない。けれどふとした瞬間に、僕が贈った指輪が光を跳ね返すのは、悪くない。
 悪くないから、来年はもう一回り小さいのを贈ってやろう、と決めた。
 彼女は嫌がるかもしれないけれど、そんなのはどうせ照れとか意地とか過去とかそんな下らない理由なんだ。
 そうして、そういうくだらないものを取っ払ったその下に、彼女はとても綺麗な笑顔を持っていて。
 ひどく不器用なだけなのだ、ということを、僕はもう知ってしまっているから。
 彼女がどんなに意地っ張りでも頑固でも、勝手気ままで掴めなくても。
 彼女が笑ってくれるなら、僕は、何でもできるような気がしたりする。
 そんな小さな指輪一つで、彼女が一瞬でも素直になれるのなら、僕は。
 毎年だって飽きずに贈る。

 君が笑ってくれるなら僕は、ひどく幸せな気分になるよ。


「なぁ~今晩鍋しようぜ。鍋」
「おおっいいねぇ。何鍋にする?」
「そうだなぁ、寒いからあったまるのがいいなぁ」
「そんなら材料買いにいこ。あのホットプレートはほんとに便利なんだ」
 急に張り切った彼女が、僕の手を引いて歩き出す。
 右手に当たる固いリングの感触が新鮮で、僕はまたそっと一人で、気付かれないように小さく笑った。
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by ichimen_aozora | 2005-01-29 05:17 | ふたり sideB
君のため (中編)
 正月気分がぬけてきてようやく落ち着いてきた街を二人でふらふら歩いていた時に、彼女はふと思いついたように言い出した。
「ねぇ。クリスマスにさ、何か買ってくれるっていう話はまだ生きてるの?」
「ああ、うん。いいよ、何でも」
「何でも?」
 できれば消耗品はやめて欲しい。米とかそういう食料もちょっと。もっと言うなら電化製品もなんだか可愛げがないからやめて欲しい。
 けど、そんなことを言ったら彼女がまた何も言わなくなってしまうかもしれないから我慢する。
「いいよ、何でも。…さほど高くなければ」
 さすがにエルメスのバックとか言われたら買えるわけがない。
「さほど高くなければね」
 彼女はちょっと笑って歩いていく。目的地は決まっているらしく迷いのない足取りだけれど、僕にはどこに向かっているかさっぱり分からない。どうやら駅前に向かっている。
 大きい家電屋の前を通りかかった時に、ああ、やっぱり電化製品かもしれない…と、思って落胆したけれども、彼女が入って行ったのは隣のファッションビルで。
 立ち止まったのは意外なことにアクセサリー売り場だった。
「ここ?」
「ここ」
 無愛想にそういったきり彼女は無口で、しきりにショーウインドウを見ている。
 そうして、あれこれ手にとって、色々嵌めてみたりして、だいぶ長い間経ったあとで、これ、と指差したものは可愛らしい形をしたリングだった。しかも新春セールの赤札がついている。
「これ?」
「これ。だめ?」
「だめじゃないけど。セール品じゃなくても…」
「半額になってるし、さほど高くないかなと」
「や…別に…バイト代入ったし…セール品じゃなくていいよ」
 僕としては、なんていうかもっとちゃんとしたものを贈りたかったわけだけれども。
 非常に現実的な彼女は不思議そうな顔をしていて、安いに越した事はないとか思っているのだろう。
「ほんとにこれでいいの?」
「これでいい」
「別にセールかかってるのから選ばなくてもいいよ?」
「これでいい」
 断固とした言葉で言い張っているので、これはもう引かないだろうと思って僕は内心溜息をつきながら諦める。なんだか、買ってあげるみたいになってしまって贈った気分にならないのだけれど。
「こっちとどこが違うの」
「え?サイズが違う」
「サイズ?」
「指輪にはサイズがあるのだよ。知らなかった?」
「うーん。それいくつ?」
「これ?11号」
 実は、S、M、Lだと思っていたなんて絶対言えない。

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by ichimen_aozora | 2005-01-26 04:09 | ふたり sideB
君のため (前編)
 クリスマスプレゼント何がいい?と言う質問をはぐらかされ続けて、年末の忙しさも手伝って、クリスマスはあっさりと過ぎてしまった。イブは双方バイトや予定が立て込んでいて合えなかったし、25日も合間を縫ってちょっとあって食事しただけで別れてしまった。
 お互い割と忙しい日々だし、別にクリスマスだからなんだと思わなくもない。ないけれども。
 何か彼女に上げたかった。何でもいいから何か。残るものがいい。目にして僕のことを思い出すようなものがいい。

 それにしても、イベント意識の薄い人だと思う。女の子ってのはこう、もっと記念日とか行事みたいなものに敏感なものなんじゃないのか?
 付き合って結構経つけれども、互いの誕生日も去年もクリスマスもバレンタインも、ただの一日とさして変りがなかった。バレンタインには一応チョコレートを貰ったし、誕生日にはおめでとうと言い合ったりはしたけれどそれだけだ。
 友達は楽でいいじゃんとか言うけれど、俺としてはもうちょっと何かあってもいいと思う。余りにあっさりしすぎていて落ち着かない。なんだってあんなに拘らないのかは分からないけれど、付き合った日とか、俺の誕生日とか、あっさりと忘れられていそうで不安になってしまう。

 去年のクリスマスだって凄く大変だった。特に何も言ってくれないので、試しにペアリングにしようかと言ってみたら、恥ずかしいから死んでもいやだと全否定された。じゃぁ何でもいいから一番欲しいものと言って何とか聞き出した答えは、ホットプレートだった。
 独り暮らしの彼女は、鍋もできる深めのホットプレートを買おうか買うまいか迷っていたらしい。僕ははっきり言ってあっけに取られたし、彼女は彼女で気まずそうだし、それに何でもいいと言ってしまった手前ひくに引けなくなって、僕は彼女に多機能型ホットプレートをプレゼントした。
 そのホットプレートは今年の冬も大活躍している。彼女の部屋で暖かい鍋を二人でつつけるようになったのは確かに大変喜ばしい。喜ばしいけれども。僕は鍋のたびに複雑な気分になってしまう。
 だいたいにして、彼女は普段から要求と言うものがひどく少ない。何かを買ってくれとせがまれた事もないし、連れてってほしいと言われた事もない。食事だっていつも割り勘だし、今すぐ会いに来てと言われたこともない。
 どうやら友人の中には、彼女の過度の要求に苦しんでいる奴もいて、お前はほんとに楽でいいなと言われたりする。確かに楽だけれど…もうちょっと何か要求されてもいい。本当に、俺なんてどうでもいい存在なんじゃないかと思わないで済む程度には。

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by ichimen_aozora | 2005-01-24 03:57 | ふたり sideB
静かな夜
 会う機会が減っていって
 電話が上手く繋がらなくなって

 ああどこかで
 別の恋でもしているのかなと漠然と思う。

 怒ってもいい場面だろうか
 罵ってもいい立場だろうか

 でも僕のこころに満ちるのは
 ひたひたと静かな哀しみだけだ。
 
 こんなに遠く離れてしまって
 めったに会えない君の事を
 繋ぎとめられなかったのは僕なんだ。
 緩やかに遠ざかっていく君のこころを
 僕はずっと気付いていたのに。

 見知らぬ誰かに魅かれていく君の事を
 何にも出来ずに黙ってみていた
 哀しくて切なくてそればかりに埋め尽くされて
 蹲って目を塞いでいたんだ。
 気付かないふりをしていたかった。
 幸せそうな無邪気な素振りで
 それが全てだと思いたかった。

 本当のことなど知らないけれど、どこかで恋などしたのだろう
 本当のことなど言わない君に、やっぱり僕は何も聞けないだろう

 僕は今から飛行機に乗って、君の街まで会いに行く。
 これで最後になるだろう。別れ話になるだろう。
 それでも僕は君に会いに行く。
 最後くらいはせめてこの瞳で
 君を真っ直ぐに見つめてこよう。

 これで最後になるとしても。
 僕は君の幸せをずっと祈っている。
 今はまだ、メリークリスマスと上手く笑えなくても。
 君の未来に祝福を。
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by ichimen_aozora | 2004-12-24 23:14 | ふたり sideB
これからは (寒い日 vol.3)
言えないわ、と君は言った。

淋しいなんて、私は言えない


僕は君に伝えなければいけないんだと思う。
弱くなんてなっていないって。
君はもともと、強かったわけじゃないんだって。
伝えなければ。

一人になれてはいけないんだよ
一人でいる事は、とても楽で。
淋しさを感じる事もなくて
誰の助けも借りずに、だから強く生きているように錯覚してしまうけれど
一人に慣れてはいけないんだ
誰かとともに行く事は
一人よりもずっと難しいんだよ
誰かとともに居ることは
一人よりもずっと孤独なんだよ
君は、知らなかっただけなんだ
大事なものを抱えて、それが本当に本当に大事な存在なら
失う事が怖くて当たり前じゃないか
そうやって懸命に生きていくんだ
何も持っていないことは
何も守らないでいるという事は
強い事にはならないんだよ

今はまだ
戸惑ったままで構わないから
どうかこの手を、振り切って逃げないで欲しい
そうして一人に戻らないで欲しい
僕は君を守るから
君も、僕を守ろうと思って欲しい
僕といる時間を
失いたくないと思って欲しい
何かに執着する事は、別に悪い事じゃないんだ
何かを大事に思うことは、ありふれた普通のことなんだ
ただ君が知らなかっただけなんだ

不安に震え続ける君を
僕は両腕に抱えている
この大切で儚い存在を
守りきるためなら
僕は君が
泣いたって構わない
君が泣くなら
僕がずっとそばにいるから
消えないで
行かないで
孤独の意味を知っても
震えても
戸惑っても
僕は君を守る
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by ichimen_aozora | 2004-12-17 01:29 | ふたり sideB